鉄のフライパン

我が家では長年ずっと鉄製のフライパンを愛用しています。

鉄製のフライパンならでは良い点や上手にお付き合いをするポイントなどをお伝えしたいと思います。

鉄のフライパンは使い方次第では一生もの、私たちの食を豊かに美味しく彩ってくれる最愛のパートナーとなってくれることでしょう…

目次

鉄フライパンとは

鉄のフライパンを使う一番のメリットといえば、料理がおいしく仕上がることです。鉄は熱伝導が良く、しっかり熱せられた鉄のフライパンは食材を入れても温度が下がらず、食材の水分を逃さずムラなく調理が可能です。

高火力で調理することができるため、強火で一気に加熱する料理に適しています。炒め物や焼き物、パンケーキなどにも最適。野菜はシャキシャキとした食感を残したまま、またじっくり火を通す蒸し焼きも美味しく仕上がります。

パリッとした焦げ目をつけることができ、香ばしさと焼き色が美味しいさを倍増させてくれます。

また、鉄製のフライパンでは食事を通し自然な形で鉄分が摂取できる嬉しさも。

一生のパートナー”鉄のフライパン”

鉄は高温に強く、とても丈夫な素材のひとつです。

ですから正しいお手入れをすれば10年以上はもちろん、一生お付き合いできる相棒になってくれるフライパンに出会えるかも。

何より使い込んでいくうちに油が馴染み、どんどん扱いやすく育っていくというもの愛着がわく理由のひとつです。

鉄分を補給できる

現代社会で不足しやすい栄養素として挙げられる鉄分。

特に女性は積極的に鉄分を補うことで、貧血や乾燥、冷え性などのトラブルを避けることができます。

そんな鉄不足にも効果的な鉄のフライパンは、自然に料理の中に溶けだし食事と一緒に補給できるのです。

普段のお手入れ

鉄のフライパンというとお手入れが大変そうと思ってなかなか使えない方も多いのでないでしょうか?

しかし、慣れてしまえばお手入れもシンプルでとても簡単。3つの流れを習慣化すればお手入れは十分です。

料理が出来上がったらすぐに食材を取り出す

作った料理を入れっぱなしにしておくと錆の原因となることも。

タンニンやフラボノイドを多く含む食材(ごぼうやレンコンなどの灰汁の強い物)を調理すると、鉄分と反応して黒くなることがあります。気にせず召し上がって頂いても問題はありませんが、見栄えが気になる方は、しっかりと灰汁抜きをして調理したり、灰汁の強い素材を扱うときは鉄以外のフライパンを使用しても良いでしょう。

なるべく熱いうちにたわしで洗う

基本的に鉄のフライパンは適度な油が染み込むことで使いやすいフライパンに育ってきますので、洗剤で油分を摂り過ぎてしまわないように、熱いうちにたわしで洗う程度で十分です。

熱いうちだと汚れが落ちやすいのですぐにすすいでしまいましょう。

そのまま火にかけて水気を飛ばす

水分が残ったまま置いて置くと錆の原因となりますので、洗ったとは火にかけてしっかりと水分を飛ばしておきましょう。

困ったとき

焦げ付いたら

万が一焦げ付いてしまったら、金たわしや金属へらで汚れをこすり落とします。そのあと水洗いをすれば大体の汚れは落ちます。それでも落ちない頑固な汚れの場合は「重曹」が効果的。フライパンに重曹と水を入れ煮沸し、一晩つけ置きすればすっきりと落とせます。

錆びてしまったら

鉄フライパンを使用する際心配なところは、錆びてしまうこと…

錆びてしまった時の対処法
①鉄フライパンの底に水を入れ、中火で加熱し沸騰させる。
②沸騰したら、お湯を捨て、金属たわしや金属ヘラを使用して錆をこすりながら洗い落とす。
③水けをしっかりとふき取り、中火で加熱し、水分を完全にとばす。
④最後の仕上げにキッチンペーパーで薄く油を塗っておきましょう。

まとめ

何となく鉄のフライパンは一般的に「お手入れが難しそう」「コゲやすそう」と思われがち。

でも実は、慣れてしまえばお手入れ簡単、料理はもっと美味しくなり、鉄分も補給できる銘品です。またフライパンは日々のお手入れを習慣化してしまえば、それらもあまり気になりません。

何より丈夫で長く使える道具を日々の暮らしの中で大切に使う、ということは私のライフスタイルにも合っていて心地が良いものです。日常使いからキャンプなどにもお供させます。

我が家には二つの浅めのフライパン、大きな中華鍋、分厚い南部鉄のフライパン。

この4つをもうかれこれ10年ほど愛用しています。

そしてそれらはきっとこれからもずっと我が家の台所で活躍してくれることと思います。

料理と同じように、それらを扱う道具もまた愛情をもって向き合っています。

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